過払い金請求における事務所選びのポイント
過払い金報酬率と過払い金返還率
過払い金報酬率の低さに潜む落とし穴
依頼する側からすれば、過払い金の報酬率は当然低いほうが良いのですが、ちょっと待ってください。
例えば140万円の過払い金が発生している場合・・・
弁護士事務所A | 過払い金報酬率 | 10% | 過払い金返還額80万円 |
弁護士事務所B | 過払い金報酬率 | 20% | 過払い金返還額140万円 |
どちらの弁護士に依頼をするほうがよいでしょうか?
過払い金報酬を差し引いたあなたに戻ってくる金額を出してみましょう。
・弁護士事務所A:返還額80万円-報酬8万円→あなたに戻ってくる額=72万円
・弁護士事務所B:返還額140万円-報酬28万円→あなたに戻ってくる額=112万円
40万円もの差額が生じます。
※報酬率の安さだけを見て弁護士事務所を選んでしまうと、戻ってくる金額に大幅な違いが出てしまうことがあります。
ポイント1
報酬率の低さだけに惑わされない返還率の高さは、交渉力の高さ
弁護士事務所A | 報酬率(返還額の) | 10% | 返還額80万円 |
弁護士事務所B | 報酬率(返還額の) | 20% | 返還額140万円 |
上記の通り、弁護士事務所によって返還額は異なります。
・弁護士事務所A返還率:約5.7割
・弁護士事務所B返還率:10割
※過払い金140万円発生時
この返還率の違いは、弁護士の業者への交渉力の高さにより生じます。
業者側は、支払う過払い金はなるべく少なくしたいですし、返済してもらう借金はなるべく多いほうが良いに決まってます。 それに対して、過払い金をなるべく多くしたり、返済する借金の額を少なくする交渉をするのですから、交渉力の高さによって、返還額に違いが出るのも当然といえます。
ポイント2
業者への交渉に強い、返還率の高い事務所を選ぶ